黒川みつひろ『トリケラトプスとティラノサウルス』

 またまた『トリケラトプスとティラノサウルス』。今日は、ティラノサウルスが食べた恐竜の骨を見つけて、楽しんでいました。巻末には恐竜図鑑のような説明がついていて、これも子どもにとって魅力的かもしれません。

▼黒川みつひろ『[恐竜]トリケラトプスとティラノサウルス/最大の敵現れるの巻』小峰書店、1995年

長谷川義史『どこどこどこ いってきまーす』

 これは、おもしろい! 画面に描き込まれたいろんなものを探す絵本。「あー、みつけた!」って感じで、子どもだけでなく家族みんなではまりました。ユーモラスな描写がてんこ盛りで、ぜんぜんあきません。作者の長谷川さんは描くのが大変だったろうなあと、苦労がしのばれます(^^;)。この絵本も、おすすめです。

▼長谷川義史『どこどこどこ いってきまーす』ひかりのくに、2003年

こじま しほ『へびかんこうセンター』

 ヘビが観光バス(?)になり、カエルのお客さんを体内(!)に入れて、観光コースをまわるという実にシュールな設定。おもしろいです。迫力ある描写、スリルに満ちた展開、うちの子どもも気に入ったようです。この絵本、おすすめです。

▼こじま しほ『へびかんこうセンター』文渓堂、1996年

マーカス・フィスター『ミロとまほうのいし』

 暗くて寒い冬に、明るく輝きしかもあたたかい「まほうの石」を見つけた、ねずみたちの物語。途中から「しあわせなおわり」と「かなしいおわり」の二種類のストーリーが用意され、ページの真ん中に切り込みが入っています。今日は「しあわせなおわり」を読みました。「まほうの石」にはピカピカ光る金色の紙(?)が張り込まれており、少々やりすぎじゃないかなあと思いました。

▼マーカス・フィスター/谷川俊太郎 訳『ミロとまほうのいし』講談社、1998年。

秋野和子/秋野亥左牟『たこなんかじゃないよ』

 昨日に続いてまたまた『たこなんかじゃないよ』。この絵本のタイトルは、たこがまわりの色に合わせて体の色を変化させることから来ています。珊瑚や海草や砂と同じ色になって隠れるわけです。色の描写が、おもしろいです。

わたしは すな
わたしは すな
たこなんかじゃないよ

▼秋野和子 文/秋野亥左牟 絵『たこなんかじゃないよ』こどものとも1995年7月号(通巻472号)、福音館書店、1995年

いわむら かずお『14ひきのあさごはん』

 14ひきのシリーズの1冊。朝起きてご飯を準備するまで、14ひきのねずみの家族がみんなで協力し合う姿が描かれています。

 「この子は誰かなあ」と子どもたちの名前を当てたり、途中に登場する昆虫を探したりして、楽しんでいました。「どんぐりパンっておいしいの?」というのが今日の疑問。どうだろうねえ。

▼いわむら かずお『14ひきのあさごはん』童心社、1983年

黒川みつひろ『トリケラトプスとティラノサウルス』

 「恐竜の大陸」というシリーズの1冊。主人公はトリケラトプスの子ども「リトルホーン」。お父さんの「ビッグホーン」や仲間たちといっしょに新天地をめざして南へ旅をする冒険物語です。この巻では、ティラノサウルスとの闘いが描かれています。

 描写が少々マンガ的で私はあんまり好きじゃないんですが(苦笑)、恐竜大好きなうちの子どものお気に入りシリーズ。

▼黒川みつひろ『[恐竜]トリケラトプスとティラノサウルス/最大の敵現れるの巻』小峰書店、1995年

秋野和子/秋野亥左牟『たこなんかじゃないよ』

 この絵本、数年前に古本屋で購入し、もう何十回も読んでいます。描かれているのは、南の海のたこの散歩。「にじいろざかな」を食べたり、「おおうつぼ」に足を一本食べられたりします。少しどぎつい配色とあやしい模様が南の海の雰囲気を感じさせます。なんだか抽象画のようなおもしろさがあります。

▼秋野和子 文/秋野亥左牟 絵『たこなんかじゃないよ』こどものとも1995年7月号(通巻472号)、福音館書店、1995年

かみや ひろ/みやもと きょうこ『ダボちゃんとドドちゃん』

 今日の絵本のラストは、またまた『ダボちゃんとドドちゃん』。今日は、ダボちゃんの家の窓と鳥の家の窓が似ていることや、ダボちゃんが道に迷う森の巨大キノコや恐そうなヘビなど、いろいろディテールで楽しんでいました。

▼かみや ひろ 作/みやもと きょうこ 絵『ダボちゃんとドドちゃん』発行:コーチャル出版部、発売:星雲社、2000年