「絵本の展覧会」カテゴリーアーカイブ

安野光雅の世界展 広島市 福屋八丁堀本店

 中国新聞、8月4日付けの記事、中国新聞・地域ニュース:絵本の世界 広島で安野光雅展。広島市中区の百貨店、福屋八丁堀本店で、安野光雅さんの絵本原画展「安野光雅の世界展」が開催されているそうです。会期は8月16日まで。

 これは、アンデルセン生誕二百年にちなんだ企画で、津和野町立安野光雅美術館の所蔵作品から百点を展示しているとのこと。デビュー作の『ふしぎなえ』から昨年刊行された『旅の絵本Ⅵ』まで出品されているそうです。

 福屋というのは広島では老舗の百貨店のようですね。インターネットショッピングのサイトは福屋 – インターネットショッピング福屋八丁堀本店催しご案内に今回の原画展の情報も載っています。

 それから、島根県の津和野町立安野光雅美術館のサイトは安野光雅美術館安野光雅美術館 行事予定の「館外展のお知らせ」のところを見ると、広島以外でも、夏から秋にかけて数カ所で原画展が開催されるようです。

 それはともかく、今回の記事ではじめて知ったのですが、安野さんは80歳なんですね。そんなに高齢だとは思っていませんでした。活発に作品を発表されていますし、年齢を知って少しびっくりしました。

田島征彦さんの個展 京都府八幡市の松花堂美術館

 京都新聞、8月1日付けの記事、京都新聞 電子版:田島さんの絵本原画展
八幡・松花堂美術館 2日から

 田島征彦さんの絵本原画を含む個展が、京都府八幡市の松花堂美術館で2日から始まるそうです。代表作『じごくのそうべい』、『祇園祭』、『みみずのかんたろう』の原画や型紙、版画など、約60点を展示するとのこと。田島さんの絵本制作の技法は型絵染というそうで、型紙を布にのせて染めるやり方。その詳細が分かる展示になるのかなと思います。これは、ちょっと見てみたいですね。

 松花堂美術館のサイトは、■□□温かタウン八幡□□■という財団法人やわた市民文化事業団のサイトのなかに、八幡市文化センターと一緒に掲載されています。■□□温かタウン八幡-松花堂弁当の起源□□■という記事もありました。はじめて知ったのですが、なかなか、おもしろいです。美術館は松花堂庭園のなかにあって、庭園内では松花堂弁当も食べられるそうです。美術館も、 松花堂弁当の元になった松花堂昭乗ゆかりの美術品を展示するのが基本のようです。

 田島さんの企画展については、■□□温かタウン八幡-主な催物□□■に載っています。会期は9月19日まで。8月7日には、田島さんと桂文我さんによる講演会「そうべえ こぼれ話」もあるそうです。

「韓国絵本展」 逗子文化プラザホール

 在日本大韓民国民団中央本部、民団新聞、7月27日付けの記事、mindan:夏休みこどもフェスティバル「韓国絵本展」

 アジア絵本ライブラリーを開設している絵本作家の和歌山静子さんが、今年6月に開館した逗子文化プラザホールで、「韓国絵本展」を開かれるそうです。韓国の絵本に加えて、日本の絵本の韓国語版など、123タイトル。記事では、和歌山さんがアジアの絵本を集めるに至った経緯やこれまでの取り組みについても詳しく記されています。

 和歌山さんのアジア絵本ライブラリーのサイトは、和歌山静子 アジア絵本ライブラリー。韓国、中国、台湾、日本の絵本が合計412タイトル、集められており、貸し出しも行っているとのこと。

 今回の絵本展については、逗子文化プラザホール逗子文化プラザホール>催しの案内(自主事業)/8月に情報が載っていました。「世界中のこどもたちが 103」絵本原画展と同時開催です。8月11日から20日まで。

 去年、アートン韓国の絵本のシリーズから何冊か読んだのですが、非常におもしろかったです。物語はもちろんですが、絵がとても魅力的。伝統を感じさせると同時にかなりラディカルで、すごいです。

スズキコージ ワールド 滋賀県能登川町立図書館

 7月27日付けの中日新聞の記事、大胆な色使い魅力 能登川で絵本作家スズキコージ作品展。滋賀県能登川町立図書館で、スズキコージさんの作品展「スズキコージ ワールド」が開催されているそうです。8月28日まで。

会場には、見学者の前で音楽を流しながら描いた「ライブペインティング」と呼ばれる大作六点や絵本の原画、陶器の動物や家などを展示し、スズキさんのユニークな作品世界を紹介している。

 おもしろそうですね。とくに「ライブペインティグ」、これはぜひ見てみたいです。去年、スズキコージさんの巨大な作品(布?に描いたもの)を見る機会があったのですが、本当にすごい迫力と美しさで、絵本とは違った魅力がありました。

 能登川町立図書館は、博物館などと一緒になって、能登川町総合文化情報センターのなかにあるようです。ウェブサイトは、能登川町総合文化情報センター総合文化情報センターだよりのページをみると、先週の21日と22日にはスズキコージさんのワークショップも開催されたようです。どんな感じなんだろう。こちらも、一度は参加してみたいです。

田島征三さんの「絵本の原画展」

 TKU テレビ熊本、7月23日付けのニュース、TKU News:宇城市で絵本作家・田島征三さんの「絵本の原画展」

 熊本県宇城市不知火美術館で開催されている田島さんの絵本原画展。約160点が展示され、8月21日までとのこと。

 不知火美術館は、図書館などと一緒になった複合施設、不知火文化プラザのなかにあります。この不知火文化プラザ、写真で見るかぎりでは、かなりユニークで斬新な建物ですね。熊本アートポリス事業の一環でもあるそうです。

 不知火美術館:展覧会情報を見てみると、今回は、「やぎのしずか」シリーズを中心に『とべバッタ』、『はたけのカーニバル』、『ガオ』、最新作『モクレンおじさん』から『ちからたろう』、『しばてん』に至るまで展示されているようです。とくに、木の実を使った『ガオ』の原画は、ぜひ見てみたいです。

 7月23日には田島さんの講演会も開催とのこと。

長新太さんと安西水丸さんの原画展

 朝日新聞地域情報、7月20日付けの記事、asahi.com : マイタウン静岡 – 朝日新聞地域情報:長新太・安西水丸両氏の原画展

 長新太さんと安西水丸さんの原画展が静岡県伊東市八幡野の「NPO法人アートの里 伊豆高原絵本の家」で31日まで開催されています。展示されているのは長新太さんの『おとしものしちゃった』と安西水丸さんの『あげたおはなし』の計24点で、両方とも中山千夏さんが物語を書いた絵本とのこと。中山さんのトークイベントもあるそうです。

 「NPO法人アートの里 伊豆高原絵本の家」のサイトは、伊豆高原 絵本の家。写真を見る限りでは、とてもアットホームで居心地がよさそう。

「和田誠の絵本の仕事」ふくやま美術館

 7月16日付けの中国新聞の記事、中国新聞・地域ニュース:絵本原画175点 和田誠の世界

 和田誠さんの絵本原画展。7月16日から9月25日まで、ふくやま美術館で開催。『あめだまをたべたライオン』などの原画175点が展示。8月27日には安西水丸さんの講演もあるそうです。

 ふくやま美術館公式ホームページ和田誠の絵本の仕事に詳しい説明が載っています。『あな』や『ねこのシジミ』の原画も展示されるんですね。見てみたいなあ。

アンソニー・ブラウンさんの絵本原画展 円山川公苑美術館

 7月15日付けの神戸新聞の記事、神戸新聞ニュース:但馬/2005.07.15/大人も楽しめる83点 英国の人気作家 豊岡で絵本原画展

 会期は9月11日まで。「ウィリー」シリーズなど、13作品の83点を展示。最新作の『おんぶはこりごり』の原画もあるそうです。

 ブラウンさんの原画展は、日本では2003年以来2年ぶり。あまり開催されていなかったんですね。

 美術館のサイトは、円山川公苑美術館。今回の企画展についてとくに説明はないようです。

 ブラウンさんの絵本は視覚的な仕掛けがたくさんあって、原画展はとてもおもしろいんじゃないかと思います。