荒井良二『そのつもり』

 今日は2冊。「そのつ森」の空き地で開かれていた動物たちの会議は、大きなウシが草を食べに「ニューッ」と出てきて中断するのですが、このウシが実にでかい! いっしょにいる人間と比べると、とんでもなく大きいです。うちの子どもも「大きすぎだねえ」と言っていました。あらためてよく見ると、前の方の画面にも小さく描き込まれていたことが分かります。この大きなウシが草をはみ、人間がその下でごろりと横になっている画面は、動物たちの混乱した会議と対照的に、のんびりしています。
▼荒井良二『そのつもり』講談社、1997年

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