「エルマー」シリーズの第2巻、読み終わりました。第1巻は危機また危機の冒険物語でしたが、今度は宝探し。「どうぶつ島」を脱出した「エルマー」と「りゅう」は家に帰る途中ひどい嵐にあい、小さな島に降り立ちます。そこは逃げたカナリヤたちが住んでいる「カナリヤ島」。「エルマー」は、カナリヤたちがかかっている「しりたがりのでんせんびょう」を直すという物語。
この「しりたがりのびょうき」、ナンセンスでおかしいのですが、なんとなく分かるような。誰かが秘密にしていると、こちらも知りたくなってくる、そういう心理はたしかにあります。
ところで、今回うちの家族の大疑問は「エルマーはみかんを食べ過ぎなんじゃないか?」。というのも、「エルマー」、たまにはキャンデーも食べていますが、ほとんど、みかんしか食べていません。しかも、一回に19個とか11個とか15個とか、ありえない数。数字がきちんと記録されているのも、なんだかおかしいのですが、それにしても、こんなにみかんばかり食べていて本当に大丈夫なんだろうかと、要らぬ心配をしてしまいます(^^;)。
うちの子ども曰く「そうだよねえ。みかんばかり食べていると、おしっこが出るよねえ。あ、でも、エルマー、おしっこも、うんこも、してないね。なんでだろう」。うーん、鋭い! というか、まあ、「エルマー」がおしっこやうんこをしている場面を読みたいかって感じですね。
いや、きたない話でスミマセン。
▼ルース・スタイルス・ガネット 作/ルース・クリスマン・ガネット 絵/渡辺茂男 訳/子どもの本研究会 編集『エルマーとりゅう』福音館書店、1964年