「ランスロット」と「モンジャ」がきのこ狩りをするのは、実に巨大なきのこの森。思い出したのですが、たむらさんの『ロボットのくにSOS』にもよく似た場面が出てきます。こちらは地下に広がるきのこの森でしたが、やはり巨大なきのこ。考えてみれば、通常では考えられないくらい大きなものに囲まれるという情景は、たむらさんの他の絵本でもけっこう見られるような気がします。
それはともかく、カバーにたむらさんの説明があったのですが、「ランスロット」のアンテナ、赤く変わったんですね。「パブロくん」が塗ってあげたとのこと。ちょっと、おしゃれかも。
▼たむらしげる『ランスロットのきのこがり』偕成社、2004年、[ブックデザイン:高橋雅之(タカハシデザイン室)]