佐々木マキ『ぶたのたね』

 今日は1冊。走るのがとても遅くて、これまで一度もブタを捕まえて食べたことがない「おおかみ」(食べるのは野菜と木の実だけ)、「きつねはかせ」からなんと「ぶたのたね」をもらいます。この種をまいて「はやくおおきくなるくすり」をふりかけると、「ぶたの木」の芽が出てどんどん大きくなり、ついにたくさんの「ぶたの実」がなります。りっぱな木に鈴なりになった「ぶた」「ぶた」「ぶた」……! いやー、実にシュールでインパクトのある画面です。他にも「ぞうのマラソン」など「えっ!」と驚くおかしさ。この絵本、おすすめです。
▼佐々木マキ『ぶたのたね』絵本館、1989年

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