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映画の『11ぴきのねことあほうどり』

 以前、映画の『11ぴきのねこ』を見ましたが、先日(といってもだいぶ前ですが)その続編『11ぴきのねことあほうどり』を見ました。今回も地域の映画鑑賞会の上映で、うちの子どもといっしょに見に行きました。

 1986年の作品で上映時間は90分。大まかなストーリーは原作通りですが、いろいろエピソードが追加されています。たとえば「あほうどり」の島に到着する前に山猫の島に不時着してそこで山猫とやりあったり、「あほうどり」の島に着いてからも原作にはないエピソードがあり、島を離れるところまで描かれています。「11ぴきのねこ」の一匹と「あほうどり」の一羽のロマンス(!)まであって、ちょっとびっくり。

 前作では「とらねこたいしょう」の声を郷ひろみが担当していて驚いたのですが、今回は郷ひろみではなく、プロの声優さんが声をあてていました。その代わりというか、ネコと恋に落ちる「あほうどり」の声を三田寛子さんが担当していました。いや、これまたびっくり。でも、割と合っていたと思います。

 今回もうちの子どもは大満足。私自身は、どちらかといえば前作の『11ぴきのねこ』の方がよかったかな。なんというか、前作の方が11ぴきの連帯感がよく出ていたような気がしました。とはいえ、こちらも、(もちろん子ども向けですが)アニメ映画としては比較的良心的と思います。

 この映画の基本情報は下記のサイトに掲載されています。

馬場のぼる『11ぴきのねこ ふくろのなか』

 「11ぴきのねこ」シリーズの1冊。このシリーズは、うちの子どもも大好きです。今回は、遠足に出かけた11ぴきのねこたちが、「ウヒアハ」という化け物につかまってしまい、山のお城で働かされてしまうという物語。

 「はなをとるな」「はしをわたるな」「木にのぼるな」といった立て札がポイントです。「~するな」と言われるとついやりたくなってしまったり、あるいは他の人が楽しそうにやっていると自分も試してみたくなるのが、人情というもの。そのあたりが、とてもユーモラスに描かれています。

 ところで、11ぴきのねこたちを奴隷みたいに働かせる「ウヒアハ」、なんだかお茶目です。ポーチを下げていて、しっぽにはリボンの飾りまでつけている。あんまり悪そうに見えません。よく見ると、裏表紙にも隠れていました。

▼馬場のぼる『11ぴきのねこ ふくろのなか』こぐま社、1982年

映画の『11ぴきのねこ』

 OKI*IKU Note さんのところで紹介されていた馬場のぼる『11ぴきのねこ』、実はこの絵本のアニメ映画を以前、見たことがあります。地域の映画鑑賞会の特別上映だったのですが、うちの子どもといっしょに見に行きました。

 あらかじめもらった案内には上映時間が90分と書いてありました。絵本のお話からすると、どう考えても90分にはなりませんよね。いったいどうなるのだろうと思っていたら、基本的なストーリーは同じですが、いろいろと物語が追加されていました。

 たとえば最初の設定からして少し違います。11ぴきのねこはねこの街に暮らしており、しかも、イタズラばかりして街の大人たちを困らせているという設定になっています。その後、じいさんねこから大きな魚の話を聞いて魚をつかまえに行くのは同じですが、湖に到着するまでにいろんなエピソードが追加されていました。

 とはいえ、そのエピソードは、苦しい旅を続けるなかで仲間のきずなを確かめ合ったり自分たちの夢を求める姿を描いていて、そんなに違和感なく見ることができました。大きな魚との対決やラストもほぼ原作通りになっていましたし、これはこれで、おもしろかったです。うちの子どもも満足していました。

 全体的にアニメ映画としても出来がよい方かもしれません。

 で、一番びっくりしたのが声優です。「とらねこたいしょう」の声を担当していたのは、なんと、郷ひろみ! いやー、本当にびっくりしました。この映画はもともと1980年の公開なので、20年以上前の郷ひろみです。

 でも、この郷ひろみの声が、意外や意外、「とらねこたいしょう」に割と合っているんですね。ネコ声というか、けっこう似合っていました。声優としても下手じゃないように思いました。

 もう一つ、おもしろかったのが、制作当時の時代ゆえでしょうか、なんとなくサイケデリックな雰囲気がただよっていたこと。11ぴきのねこがまたたびを食べてトリップするシーンがあるのですが、これが極彩色でけっこう強烈。いっちゃってます。

 あと、一つ、分からなかったのは「ねんねこさっしゃれ」。「大漁節」はぴったりの歌だったのですが、「ねんねこさっしゃれ」はちょっとイメージの違うものになっていました。あまり子守歌らしくなかったです。まあ、「ねんねこさっしゃれ」は私もよく分かっていないのですが……

 この映画の基本情報は下記のサイトに掲載されています。