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平山暉彦『へんてこロボットのぼうけん』

 今日は1冊。久しぶりに『へんてこロボットのぼうけん』。うちの子どもにとっては何度読んでもあきないようです。合体した「へんてこロボット」の登場場面では「ほんとにへんてこや!」とニコニコ。前と同じく今日も「早くコンパスが使いたいなあ」と言っていました。まあ使ってもよいと思うのですが、うちの下の子どもがまだ小さいので、ちょっとあぶないかなあ。
 それはともかく、この絵本の絵は、視点の置き方と移動がおもしろいなと思いました。最初は、コンパスやビー玉が落ちている机の下、ほとんど床すれすれに視点が設定されています。そこから机の上に登っていき、窓を開け、そして外に出ていく(あるいは落ちていく)……。机の下の暗い空間と明るい外という光の対比もよいです。
 あと、忘れられていたビー玉やコンパスたちは最後には子どもに見つかって、本来あるべきところに戻るのですが、ラストページがなかなか楽しい。ときどき夜みんなでロボットに合体している様子がそれとなく描かれていて、これもうちの子どもが気に入っている理由かなと思いました。
▼平山暉彦『へんてこロボットのぼうけん』「こどものとも年中向き」2003年3月号(通巻204号)、福音館書店、2003年

平山暉彦『へんてこロボットのぼうけん』

 またまた『へんてこロボットのぼうけん』。今日うちの子どもは、合体した「へんてこロボット」の足になるコンパスに興味を引かれていました。くるくるとまわるコンパスのダンス。うちの子どもはいまお絵かきに熱中しているのですが、コンパスを使ってみたいようです。
▼平山暉彦『へんてこロボットのぼうけん』「こどものとも年中向き」2003年3月号(通巻204号)、福音館書店、2003年

平山暉彦『へんてこロボットのぼうけん』

 この絵本もうちの子どもの大のお気に入りで、もう何回も読んでいます。うちの子どもは本当にロボットが好き。子ども部屋の机の下に落ちて忘れられてしまった、ビー玉、画鋲、コンパス、窓の取っ手、積み木、みんなで一つに合体してロボットになり、机の下から明るい世界に脱出するという物語。コンパスが足、ビー玉が目、といったふうにそれぞれを生かしたユーモラスなロボット。絵は割と写実的に描かれていて、アメリカの郊外の住宅地のような舞台設定です。
▼平山暉彦『へんてこロボットのぼうけん』「こどものとも年中向き」2003年3月号(通巻204号)、福音館書店、2003年