今日は週に一度の図書館の日。いつも通り近くの公立図書館に行ってみると、偶然、おはなし会がおこなわれていました。私たちが図書館に着いたときがちょうどはじまるところ。子どもも「見てみたい」と言うので、いっしょに楽しんできました。
以前にも何度か図書館のおはなし会に出てみたのですが、うちの子どもはすぐに途中で飽きてしまって、最後までいたためしがありませんでした。ところが、今日は、お話がおもしろかったのか、しまいまでずっと座ってお話を聞いていました。幼稚園でも絵本の読み聞かせをしているようなので、みんなでお話を聞くのに慣れてきたのかもしれません。
おはなし会の内容は、絵本の読み聞かせ、おはなしの語り、紙芝居と盛りだくさん。とくにおもしろかったのは「エプロンシアター」。たくさんポケットのついたエプロンを付け、人形とそのポケットで物語を語るというものです。エプロンにはマジックテープがはってあり、人形などを貼り付けることができます。私ははじめて見たのですが、なかなかおもしろかったです。
よほど楽しかったのか、うちの子どもは、幼児向けのおはなし会のあとに時間を空けておこなわれた小学生向けのおはなし会にも参加していました。私が目を離したすきに、いつのまにか一人でおはなし会の部屋に入り小学生向けのお話を聞いていて、びっくりしました。ついでに出席カードとシールまで余分にもらってきて、しかも、そのおはなし会で読み聞かせをした絵本までちゃっかり借りてきていました。
ところで、今日のおはなし会、参加者はやはり子ども連れのお母さんがほとんどで、お父さんは私を含めて2人だけでした。ちょっと残念。図書館の絵本コーナーでもお父さんは少数派ですし、お母さんの参加者が多いおはなし会の部屋にはなかなか入りづらいところです。
でも、今回、最初から最後まで参加してみて、おはなし会はなかなかよいなあと思いました。担当の方の実演を見ていると、絵本の読み聞かせの仕方とか、参考になります。おはなし会の出席カードももらいましたし、機会があったら今後も出てみようと思いました。
お父さんにもっと参加してもらうには、おはなし会での絵本や紙芝居の読み聞かせに男性も加わるといいかもしれないですね。内容もバラエティに富んでくるし、子どもたちにとってもおもしろいのではないでしょうか。
というか、図書館のおはなし会は、もう少し展開の可能性があるような気もします。おはなし会は女性(お母さん)がするもの(参加するもの)みたいな先入観を一度壊してみてはどうでしょう。女性(お母さん)だけでなく、男性(お父さん)、さらには少し前まで子どもだった高校生や大学生、あるいはお年寄り……、老若男女、性別・年齢を問わずいろんな方が絵本や紙芝居の読み聞かせをしたら、すごくおもしろくて楽しくなると思うのです。さまざまな人生経験のある方(ない方)がそれぞれの解釈で読み聞かせをやってみる、それは子どもたちにとって有意義であるのみならず、読み聞かせをする方にとっても得るものが多いと思います。そういう場があると、広く絵本をめぐる状況もかなり変わってくるような気がします。