ネットをさまよっていて偶然見つけたのですが、こどものとも50周年記念ブログの企画・制作は、Dcube Co., Ltd.(株式会社ディキューブ)という会社が担当されたそうです。ディキューブのブログ、Dcublogにプレスリリースも含めた記事、Dcublog: 福音館書店「こどものとも50周年記念ブログ」をリリースしましたが掲載されていました。
会社・事業案内 Dcube Co., Ltd.を見てみると、ディキューブは書籍の印刷を中心とした萩原印刷の子会社で、出版社のサイト構築、ネット上での出版社の事業展開や販売促進のサポートが主要業務のようです。
それで、こどものとも50周年記念ブログですが、上記のプレスリリースでは、今回のウェブログの記事管理の特徴についても説明されています。トップページに時系列で記事を並べるのではなく、カテゴリー別の最新記事1件を載せるというやり方です。これは、ウェブログの活用法としては、なかなか新鮮で、おもしろい試みと思います。
福音館書店で担当されている販売促進部宣伝企画課の方のコメントも掲載されていました。少し引用します。
「こどものとも」バックナンバー全点の紹介を、1週間毎に少しずつ公開していくという今回の企画は、図鑑や百科事典を週刊誌として少しずつ刊行していくというかつて流行った出版形態を、ホームページでやってみたらどうなるか、という試みだったわけですが、ブログを利用することで、読者からの反応をビビッドに受けとめることができ、非常に刺激的です。
週刊誌スタイルの出版形態をウェブサイトでやってみるとのこと、なるほどなあと納得しました。このやり方、他の出版社のサイトでもウェブログの導入を促すかもしれませんね。
ただ、ちょっと気になるのは、このまま各カテゴリーの記事がどんどん増えていったとき、過去記事へのアクセスがきちんと確保されるかどうか。1年間限定、50回分なので大丈夫なのかもしれませんが、たとえば「こどものとも」バックナンバー 過去の話題のページだと、過去のバックナンバーの紹介がどんどんページ下部に下がっていきます。なんとなくですが、更新を重ねるごとにアクセスしずらくなるように思いました。
それと、たとえば刊行年や絵本作家名をキーにして、該当するバックナンバーがリスト化されていると便利かなという気もします。もちろん、Movable Type の標準機能で記事検索が可能なので問題ないとも言えますが、とはいえ、何か一工夫あると、もっとよいような……。