今日は1冊。今回はハイイログマの着ぐるみ(?)を探したり、修理された煙突を見つけたりして楽しみました。「あとがき」に書かれていた「モービルホーム区画(移動式の家の区画)」、まだ分かりません。たぶん、あそこだと思うんだけどなあ。
ところで、この絵本では、クローズアップのときも誰か特定の人に焦点が当てられるのではなく、まちとそこで生活する人びとの営みが少し距離を置いて描かれています。そこには、農業や鉱業や商業などの日々の労働と生活のさまざまな楽しみが、一つ一つはとてもささいだけれども、しかし、かけがえのない大切なものとして描写されている、そんな印象を持ちました。
▼ボニー・ガイサート 文/アーサー・ガイサート 絵/久美沙織 訳『マウンテンタウン』BL出版、2002年