山下洋輔/元永定正/中辻悦子『もけら もけら』

 今日は2冊。いわば言葉の響きと絵それ自体を楽しむ絵本。ストーリーはとくにありません。不思議なかたちをした生き物のようにも機械のようにも見えるものが次々と登場します。抽象的にシンプルな線で描かれているがゆえに、むしろ想像力が刺激されます。絵に付けられた山下さんの文もまたユーモラス。オリジナルな擬態語(擬音語?)が続きます。たとえば

ころ もこ めか めけけ け け け
しゃばた しゃばた しゃばた ぱたさ
てぺ ぱて ぴこ ぱた ぴて ぴた
ずばらば

この語感はジャズピアニストの山下さんならではでしょうか。今日は、ただ読み聞かせをするのではなく、私が読んだら、子どもが続けて読むようにして、二人で声を出しました。これがとてもおもしろく楽しかったです。なんだか踊れそうなくらいです。実はうちの下の子どもはまだゼロ歳児なのですが、上の子どもと私の間に寝かせていっしょに絵本を見せていたら、手足をバタバタさせてうけていました。裏表紙には「2才から」と推奨年齢が書いてありましたが、赤ちゃん絵本としてもよいかもしれません。
▼山下洋輔 文/元永定正 絵/中辻悦子 構成『もけら もけら』福音館書店、1990年

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