今日は3冊。「はなの あたまに ひげのある ジャリおじさん」がピンクのワニといっしょに道を歩いていく物語(?)。「ジャリおじさん」はなかなかあやしい格好なのですが、他にも「タイコおじさん」とか「あおい おおおきな かみさん」など、不思議なキャラクターがいろいろ登場。「ジャリおじさん」の「こんにちは」は「ジャリジャリ」で、語尾には必ず「~ジャリ」が付くところは、読んでいるこちらも口癖になりそう。うちの子どももときどき「ジャリジャリ」と口に出しているくらいです。作者の大竹伸朗さんは現代美術作家で、これがはじめての絵本のようです。現代美術だから難しいということはなく、紙を部分的にコラージュして彩色された画面がとてもおもしろい。うちで持っているのは「こどものとも」版ですが、1994年に単行本化されています。この絵本、おすすめです。
▼おおたけしんろう『ジャリおじさん』「こどものとも年中向き」1993年8月号(通巻89号)、福音館書店、1993年