絵本と育児本をテーマとしたウェブログ、OKI*IKU Noteに「『読むこと』は目的じゃない」という記事がありました。
「これはいい絵本だ!」自分が読んで感動した絵本ほど、子どもにちゃんと見てほしいとはりきってしまいます。しかし子どもは大人の思うようには絵本を見てくれません。
[中略]
「読んでほしい」という思いが強ければ強いほど、親としてはイライラしてしまいがち。けれど『赤ちゃんと脳科学』(小西行郎:著/集英社新書/2003/05)という本の中で読み聞かせについて書かれた文章を読んで、「絵本を読むこと」が読み聞かせの目的ではないのだなと気づきました。
[中略]
大切なのは絵本を読むことそれ自体よりも、それを使いながらどうコミュニケーションするかということ。
たしかにそうだなあと思いました。私も、ついつい自分の都合で絵本を選んだり、子どものことを考えないで読み聞かせをしているなと少し反省。
読み聞かせのとき、うちの子どもはたいてい、私のひざの上に座っているか、ふとんのなかでとなりに横になっているんですね。だから、子どもの表情が見えなくなりがちだなとあらためて思います。
また、同じ絵本を二人で読んでいるとはいっても、子どもはやはり絵本の画面全体を見ていて、読み聞かせをする私はどうしても文章の文字を追ってしまいます。そうすると、見ているものも違ってきます。
でも、見ているものが違うから、いろいろ子どもと話しができることもあります。私が気が付かなかったディテールを教えてもらったりもします。これも、一つのコミュニケーションかなと思います。
最近は私も、読み聞かせをしながら、なるべく子どもの表情を見るようにしています。ニコニコと楽しそうにしていたり、「おもしろいねー」って笑っていたり、はっと緊張していたり、そんな子どもの様子が伝わってきます。そうなると、自分もいっしょになって絵本を楽しめるような気がします。
遅くなりましたが、取り上げていただいて、
ありがとうございました。
「見るものが違うから話ができる」
「子どもの表情を見ながら読み聞かせをする」
新しいことをまた教えていただけた気分です。
そうそう、読んでいる大人はどうしても画面の全体と
いうよりは文章を追いがちなんですよね。
一緒に絵本を楽しみたいわたしとしては、
それがちょっと悩みどころだったりして、
気が付くつど画面全体を見るように心がけては
いるのですが、まだまだ精進が足りないみたいです。
いやー、私もそんなにえらそうなことは言えません。昨日の夜の読み聞かせのときも、つまらないことで子どもをおこってしまいました。お昼寝してないから眠いだけなのに、大人げないなあと反省しました。
でもまあ、(記事とは違うことを言うみたいですが)絵本はやっぱり、自分が楽しむのがいいんじゃないかなとも思っています。自分がおもしろがって読んでいると、子どもものってくるように感じます。