チャンバラ時代劇絵本で有名な飯野和好さん関連のウェブサイト。検索してみたら、以前ふれた飯野和好痛快活劇ビデオのサイトのほかにも、いろいろと関連サイトがありました。
まず、月刊誌『こどもの本』2001年5月号から1年間掲載されていた、飯野さんのエッセー「あぜみち話」。この雑誌は日本児童図書出版協会から刊行されているのですが、連載の第一回と最終回がウェブ上で読むことができます。
第一回のエッセーによると、『ハのハの小天狗』は飯野さんが絵本の世界に本格的に入ることになったきっかけの絵本とのこと。また、「ハのハの」の名前の由来も書かれていました。
最終回では、江戸時代の渡世人の格好(股旅姿!)をして日本全国で読み語りをしていることにもふれられています。
この連載、タイトルは飯野さんの手書き、たぶん子どものときの飯野さんを描いたイラストもあり、なかなかおもしろいです。機会があったら『こどもの本』のバックナンバーで他の回のエッセーも読んでみたいと思いました。
続いて、『愛媛新聞』が愛媛CATVで放送している「愛媛新聞きゃっちMAT.」の「特集 絵本作家・飯野和好ワールド(上)」。これは2001年12月10日に放送されたもので、動画とテキストの両方が掲載されています。
動画の方では、飯野さんが松山市内での読み語り会で股旅姿で『ねぎぼうずのあさたろう その1』の読み語りをしているときの様子が見られます。いやー、本当に浪曲の読み語り。非常にしぶくて、また楽しそうです。
インタビューでは、浪曲風絵本が誕生したときの経緯や渡世人の格好で読み語りをすることの楽しさ、チャンバラ時代劇絵本の魅力などを語られています。とくに絵本の魅力について話されているところは必見です。
この「特集 絵本作家・飯野和好ワールド」の(下)は見つかりませんでした。残念。
最後に、「絵本の世界を通してココロの冒険旅行をおすすめする架空の会社」絵本旅行社の「ご報告まで。(原画展・絵本講座レポート)」にある「飯野和好 絵本原画展」のレポート。この原画展は2002年の7月から8月に宮城県の仙台文学館で開催され、『ねぎぼうずのあさたろう』をはじめとして5作品の原画とアイディアメモが展示されたそうです。原画にそえられた飯野和好さん自筆のメッセージも「絵本旅行社」のゆきなさんがメモされていて、読むことができます。『ハのハの小天狗』の試作本も展示されていて、じっさいに公刊されたものとは構図が違うとのこと。他の絵本も、原画と印刷されたものでは色調がかなり違うそうで、興味深いです。
misu-kさん、こんにちは。カキコミありがとうございました!
飯野和好さんに関するたくさんの情報の中から、私のサイトを紹介してくださって、本当に感激です。
とても丁寧に紹介されていてうれしくなりました。
飯野さんの「ねぎぼうず」や「くろずみ」など活劇ものは、
男性が読む方がぜったいオモシロイと思います!私もきいてみたいです。
それから、飯野さんの作品ではないのですが、
川端誠さんの「風来坊危機一髪」という絵本も
七人の侍を思わせるものがあって、なかなかです。(こどもには受けないかも(笑))
機会があれば、ぜひ一度読んでみてくださいね。
本当にうれしいカキコミをありがとうございました。
ゆきなさん、来訪とカキコミ、本当にありがとうございます。
川端誠さんの風来坊シリーズ、実はうちの子どもも大好きです。そのうち、ここのウェブログで紹介したいなと思っています。時代劇と絵本って、けっこうマッチしますよね。
ゆきなさんの絵本旅行社のサイトは、情報が豊富で、またたくさんの絵本を紹介されていてとても参考になります。これからも、どうぞ、よろしくお願いいたします。