片山健『コッコさん おはよう』

 片山健さんのコッコさんシリーズの1冊。もとは1986年発行、うちでは1995年発行の第2刷を持っています。コッコさんシリーズは多くが単行本になっていますが、これはまだ単行本化されていないようです。

 この絵本で描かれているのは、朝の訪れ。ニワトリや森の鳥たちが目覚め、空の色が変わっていき、「おとなりの おばあちゃん」が起き、「おにいちゃん」も起き、そして最後に「コッコさん」が起きます。朝のゆっくりとした変化が、繊細な彩色で描き出されています。空の色の変化、木々の色の変化が、たいへん美しい。カーテンのすきまから入ってくる光の描写もすばらしいです。

 「コッコさん」と「おにいちゃん」の寝相は、うちの子どもみたいでかわいいなと思いました(親ばか^^;)。この絵本、おすすめです。

▼片山健『コッコさん おはよう』「こどものとも 年中向き」1995年6月号(通巻111号)、福音館書店、1995年

片山健『コッコさん おはよう』」への1件のフィードバック

  1. 第13冊 『びびび絵本』プロジェクト:『いちにちのはじまり』

    みなさん、こんばんは。
    更新が滞ってしまいました。スイマセン。
    今日はテーマを発表します。
    第13冊のテーマは、
    『いちにちのはじまり』
    です…

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