荒井良二さんとリンドグレン記念文学賞(その1)

 昨日、リンクを張った、アストリッド・リンドグレン記念文学賞のサイト Astrid Lindgren Memorial Awardですが、いろいろ見ていたら、日本語のプレスリリースが公開されていました。Press release in Japaneseです。左のページから日本語のPDFファイルにリンクされています。このプレスリリースは3月16日付け。今回受賞した荒井さんとイギリスのフィリップ・プルマンさんの紹介、受賞の理由、アストリッド・リンドグレン記念文学賞の説明、などが書かれていました。

 なかなかおもしろいと思うので、荒井さんの受賞理由の文章を引用します。

「荒井良二(日本)は、斬新、大胆、気まぐれ、全く独自の発光力を持つ絵本画家である。彼の絵本は、子供と大人に同時にアピールする暖かさを発散し、茶目っ気のある喜びと奔放な自然さがある。絵の具は、彼の手を経てあたかも音楽の流れのように常に新しいアドベンチャーへ飛び出し、子供達に自分で描き、語らせたがる。子供達にとって、描くこと自体が詩的で偽りのないストーリーアートである」。

 「独自の発光力を持つ絵本画家」……、うーむ、まさにその通りですね。この「発光力」という言い回しは、いかにも翻訳調ですが、しかし、荒井さんの絵本のかなり重要なところを捉えている気がします。というか、実際、荒井さんの絵はまさに「発光」していますよね。あと、「音楽の流れのように」というのも、なんだか納得できます。

 同じく上記のページからリンクされているPDFファイル(日本語)では、荒井さんの作品に関するかなり詳しい説明、というかレビューが掲載されています。翻訳調の堅い文章ですが、こちらも興味深いです。

 たとえば、次のような理解は、かなり当たっていて、おもしろいと思います。

荒井良二の絵の世界には、あり得ないことがない。そこには、都会生活のせわしい表現と森の安らぎと海の穏やかさとが同居している。

 これらのプレスリリースを読んでみると、今回の受賞では、荒井さんの絵本がかなりきちんと評価されていることが分かります。

 アストリッド・リンドグレン記念文学賞のサイトには他にもいろいろ情報が掲載されているので、少しずつ見ていって、そのうち紹介できたらと思います。

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