NIKKEI NET の8月30日付けの企業ニュース、NIKKEI NET:企業 ニュース:ポプラ社、10月に小中学生向け文庫を創刊。「ポプラポケット文庫」というシリーズを新しく刊行するそうです。これは、「ポプラ社文庫」の後継という位置づけ。
ポプラ社文庫の表紙デザインが「今の小中学生には幼すぎる」(ポプラ社)ことから、大人が持っても違和感のないデザインにする。
なるほどねえ。うーん、つまり、小中学生だけでなく、大人もターゲットに入っていると理解してよいようです。福音館書店が数年前に福音館文庫を始めましたが、これと同じ路線かなと思います。福音館文庫のサイトは、福音館書店|福音館文庫。左記のサイトにも、子どもだけでなく、「子どもの心をもったすべての人々」を対象していることが記されていました。たしか、福音館文庫が創刊されたときの宣伝のパンフレットも、明らかに大人(とくに若い女性)向きになっていました。
少しうがった見方かもしれませんが、少子化を考えると、これまで以上に対象者を広げていく必要性が高まっていると言えるかもしれません。また、近年の絵本ブームや児童文学の再評価も、この傾向を後押ししていると思います。出版社にとっては、自社の歴史的蓄積を再活用できるメリットもあるでしょうね。
ポプラ社のサイトは、ポプラ社。サイトにまだ案内は載っていないようです。