最近もずっと絵本は毎日1冊だったのですが、その理由がこの「ルドルフ」シリーズの2冊目。毎日、少しずつ読んでいって、今日、読み終わりました。
このシリーズは小学校中学年向きなので、5歳のうちの子どもにはけっこう難しいと思うのですが、本当に大好き。細かいところはよく分からなくても、冒険あり笑いあり涙ありのストーリーはたまらなく魅力的なようです。「おかしいねー」「どきどきするねー」と真剣に聞いています。なにせ読む量が多いので最初は私も大変だなーと思っていたのですが、だんだんおもしろくなってきました。
なんとなく思ったのですが、このシリーズには自立というテーマが底に流れているような気がします。たとえば人に飼われていることと野良であることの区別とその意味といったことが物語のなかでたびたび出てきます。あるいは、教養がある/ないというのが一つのキーワードになっていますが、これもたぶん自立に関係しているでしょうし、ネコが文字を読んだり書いたりすることも自立の一側面を表しているかもしれません。
で、明日からは、うちの子どもリクエストにより、シリーズの3冊目をもう一度、読んでいきます。とにかく、もう一回、読んでほしいとのこと。ほんとに好きなんだなあ(^^;)
▼斉藤洋 作/杉浦範茂 絵『ルドルフともだちひとりだち』講談社、1988年