恐いと言えば、この絵本の「おおぐいひょうたん」。半端じゃなく恐いです。なにせ「にくが くいたい、にくが……」「にくだ、にく、もっと にくが くいたい……」と言って、足の指にしゃぶりついてくるんですよ。ヒツジも牛もラクダも何十匹も食べてしまうのです。がぶりと食いついたら、ぜんぜん離れない……。いや、物語のラストではちゃんと退治されるのですが、でも恐い。さすがに今回はうちの子どもも「恐いねー」と言っていました(^^;)。あ、念のため付言すると、この絵本はとてもおもしろい絵本です。恐いは恐いけど、おすすめです。
▼吉沢葉子 再話/斎藤隆夫 絵『おおぐいひょうたん』「こどものとも」1999年1月号(通巻514号)、福音館書店、1999年