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エリック・カール『ごちゃまぜカメレオン』

 今日は3冊。この絵本のおもしろいのは、まるで子どもがクレヨンでぬったように彩色されているところ。画面にさわると指に色がつきそうなくらい鮮やかです。カバーの説明によると、エリック・カールさんが子どもたちといっしょに動物の絵本を作ったときの体験がこの絵本のもとになっているそうです。動物の部分と部分をつなぎ合わせてごちゃまぜになればなるほど、子どもたちは大喜びしたとのこと。それがまたクレヨンのような彩色の理由なんだろうなと思います。

▼エリック・カール/八木田宜子『ごちゃまぜカメレオン』ほるぷ出版、1978年

エリック・カール『ごちゃまぜカメレオン』

 4冊目。これぞ、まさに現代の怪物? 『かいぶつ ぞろぞろ』の「足し算のいきもの」そのままに、カメレオンにいろんな動物が混ざっていきます。北極ぐま、フラミンゴ、キツネ、魚、シカ、キリン、カメ、ゾウ、アザラシ、そして人間(!)まで。最後はまたカメレオンに戻るのですが、その変身ぶりがぶっ飛んでいて、おもしろいです。

▼エリック・カール/八木田宜子『ごちゃまぜカメレオン』ほるぷ出版、1978年