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「こどものとも」の絵本展が新潟県立万代島美術館で開催

 こどものとも50周年記念ブログ: 福音館書店から(第24回)に書かれていましたが、『こどものとも』の原画展、『「こどものとも」の絵本展』が新潟県立万代島美術館にて、2005年12月23日(金)から2006年2月12日(日)まで開催されるそうです。12月23日スタートですから、いわば絵本のクリスマス・プレゼント。このスケジュール、なかなか粋です。

 こどものとも50周年記念ブログの記事によると、山本忠敬さんのアトリエの一部を再現して展示するそうです。絵本が生まれてくる創作の現場を少しだけ見ることができるわけですね。これは興味深い。

 平凡社の別冊太陽で3巻まで刊行されている絵本作家インタビュー集、『絵本の作家たち』では、絵本作家のみなさんのアトリエの写真が見開き2ページで掲載されているのですが、どれも非常に個性的で、おもしろいです。今回の展覧会では、それを実地に見学することができるわけです。

 新潟県立万代美術館のサイトは、新潟県立万代島美術館。美術館の概要のところに書かれていますが、信濃川河口の万代島地区に立地する複合施設「朱鷺メッセ」のなか、万代島ビル5階のフロアが美術館になっているそうです。この万代島ビルは、140メートル31階、日本海側では一番のノッポビル。

 この美術館のモチーフは、1945年以降の「現代の美術」の収集と紹介。そしてアジア諸国の美術の紹介です。

 複合施設のなかに現代美術館があるというのは、けっこう流行なのかもしれませんね。以前行ったことがある、熊本市現代美術館(サイトは熊本市現代美術館)もそんな感じでした。

 それはともかく、今回の原画展の紹介ページは、「こどものとも」の絵本展。『こどものとも』創刊号『ビップとちょうちょう』、「ぐりとぐら」シリーズ、「ばばばあちゃん」シリーズ、『はじめてのおつかい』、『かばくんのふね』、『三びきのこぶた』、『ぞうくんのあめふりさんぽ』など、全部で260点が展示されるそうです。

 これだけの量の絵本原画にふれられる機会はあまりないんじゃないでしょうか。それも、「こどものとも」です。長く愛されてきた絵本ですから、子どもも大人も一緒に楽しめますね。

 会期中には松居直さんの講演会、美術鑑賞講座にワークショップなどが開かれるとのこと。もちろん、絵本の読み聞かせも行われるようです。

 しかし、いかんせん新潟……。うちからはちょっと遠すぎます。この展覧会、全国を巡回してほしいところです。うちの近くにも来ないかなー。