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竹内通雅『だまちゃん』

 ネコ(?)がいろんな動物たちの体のいろんな部分がどんどん自分にくっつけていくというストーリー。ウサギの耳、ブタの鼻、ニワトリの口、タヌキのしっぽにタコの足、カニのハサミと、どんどん付け加わっていきます。
 しかも、このネコ、かなり乱暴。相手がいやがっていていも、無理矢理、交換します。エリック・カールさんの『ごちゃまぜカメレオン』と少し似ていますが、描写はもっとダイナミック。手書きのセリフ文字もたくさん描き込まれ、そこにもネコの傍若無人ぶりが現れています。
 後半になると、今度は立場が逆転し、シカやライオンやタカなどが自分からネコにたてがみや角や翼などをあげていき、ネコは困った顔。なんとも妙ちきりんな怪物ができがります。
 そして、驚きのラスト。「えっ、そうだったのか!」とびっくりしました。これはなかなかすごい。もう一度よくみてみると、とびらのページやラストの前のページにそれとなくヒントが描かれているんですね。でも、表紙が少し謎。うーむ、何か含意がありそうでないような……。
▼竹内通雅『だまちゃん』架空社、2004年