タグ別アーカイブ: もとしたいずみ 荒井良二 すっぽんぽんのすけデパートへいくのまき

もとしたいずみ/荒井良二『すっぽんぽんのすけ デパートへいくのまき』

 「すっぽんぽんのすけ」シリーズの第3弾。今回、「すっぽんぽんのすけ」は「おかあさん」と一緒にデパートに出かけるのですが、そこに現れるのが、ご存じ、イヌの忍者たち。大暴れをする忍者たちに、「すっぽんぽんのすけ」が立ち向かいます。
 第1弾はお風呂上がり、第2弾は銭湯と、これまでのところハダカなのが当たり前の舞台でしたが、今回はお客さんがいっぱいいる、まちなかのデパート。いったいどうやって「すっぽんぽんのすけ」に変身(?)するのかと思ったら、なるほどねーのアイデア。つまり、スーパーマンですね。
 でも、そうはいっても真っ裸なわけで、それに声援(?)を送るお客さんや店員さんが、なんともおかしい(^^;)。みんな当たり前に接しているんですね。
 そんななか、今回、注目なのが「係長」。いや、何のセリフもありませんし、文章中にもまったく出てこないのですが、絵のなかにだけ描き込まれている人物です。メガネをかけて七三分け、割と真面目そう。この「係長」だけは、なぜか「すっぽんぽんのすけ」が「すっぽんぽん」であることに焦りまくり、汗をダラダラ流して、表情豊かに反応しています。この「係長」のリアクションを見ているだけで、いろいろ伝わってきます(^^;)。あるいは、裏の主人公かも。
 うちの子どもは、「すっぽんぽんのすけ」の術に突っ込みを入れていました。「返しの術だけだねえ」。相手が攻撃してこないと使えないという、考えてみれば不思議な術ですね。
 あと、「すっぽんぽんのすけ」の「おかあさん」、洋服選びに夢中で、自分の息子がどうなっているのか、まったく分かっていません。いいかげん気付けよ!って感じです(^^;)。
▼もとしたいずみ 作/荒井良二 絵『すっぽんぽんのすけ デパートへいくのまき』鈴木出版、2004年