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斉藤洋/杉浦範茂『ルドルフといくねこくるねこ』

 最近は読む絵本が1冊のことが多いのですが、その理由がこれ。しばらく前にNHK教育の「テレビ絵本」で取り上げられ、それを見ていたうちの子どもは、ぜひ読んでみたいと言うので、図書館から借りてきました。毎日1章ずつ読んでいって、ようやく今日、読了。1章ずつとはいっても、絵本とは格段に文章量が多いため、これ以外に読む絵本は1冊くらいにしています。
 もともとこの本は、小学生の中学年向き。挿し絵も少ないですし、内容も幼児にとっては難しいと思うのですが、5歳のうちの子どもは楽しんで聞いています。「分からないといえば分からないけど、でも、おもしろい」と言っていました。「テレビ絵本」で一回見ているので、理解が容易なのかもしれません。
 分量が多いので、物語の最初の部分はうちの妻が昼間にも読んでいて、夜は私が担当。そのため、私も物語の全体がよく分かっていません(^^;)。読み聞かせのやり方としては、あまりよくないかもしれませんね。とはいえ、後半はほとんどすべて私が読んだので、最後のいくつかの章は、子どもといっしょにだいぶ盛り上がりました。なかなかおもしろかったです。
 この本はシリーズの三作目。で、うちの子どもは、今度はシリーズの一作目と二作目を読んでみたいと言っているので、また図書館から借りる予定です。まあ、とにかく文章量が多いので、なかなかたいへんです。
▼斉藤洋 作/杉浦範茂 絵『ルドルフといくねこくるねこ』講談社、2002年