今日は「ぐりとぐら」シリーズから3冊。久しぶりに読みたくなったそうです。この『ぐりとぐらとくるりくら』では、うさぎの「くるりくら」が登場します。うさぎの手が長くなったり雲にのったりと、魔法(?)が出てくるのですが、このあたりはシリーズのなかでも異色かもしれません。で、うちの子どもの今日の疑問は、「ぐりとぐらにはお母さんやお父さんはいないのかな?」。うさぎの「くるりくら」にはお母さんがいますが、「ぐり」と「ぐら」のお母さんやお父さんはシリーズ全体でも出てこなかったと思います。たしか「ぐり」と「ぐら」は双子だとどこかで読んだ気がしますが、お母さんもお父さんもいないのはどうしてかな? 実は大きな意味があるかもしれませんね。
▼中川季枝子 文/山脇百合子 絵『ぐりとぐらとくるりくら』福音館書店、1987年
ぐりとぐらとすみれちゃん
この絵本のモデルは、実在した少女。ぐりとぐらが大好きで1996年に脳腫瘍のため4才で亡くなった少女「福士すみれちゃん」。すみれちゃんは亡くなる直前、病気が進んで…