井川ゆり子『ポチポチのとしょかん』

 この絵本は作者の井川さんのデビュー作です。図書館にいた主人公の「ぼく」が子犬の「ポチポチ」に連れられて動物の図書館に行く物語。たくさんの動物たちがそれぞれ楽しく本を読んでいる画面はにぎやかでおもしろいです。動物たちは人間に変身するのですが、もともと人間の図書館の登場人物と動物の図書館の動物は対応しているんですね。子どもに教えられました。子どもはよく見ています。今日の疑問は、「こうもりはどんな人間に変身したんだろう?」。うーん、たしかに謎。

▼井川ゆり子『ポチポチのとしょかん』文溪堂、2003年

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