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尾崎秀子さんの「語り」ボランティア

 asahi.com 8月31日付けの記事、asahi.com : マイタウン秋田 – 朝日新聞地域情報:尾崎秀子さん 子どもたちに「語り」。「語り」ボランティアを20年にわたってされている尾崎さんについての記事です。尾崎さんは、農村などに伝わる物語を「おはなし会」などで子どもたちに話されているそうです。「語り」というのは、つまり、絵本などは使わないで、物語を子どもたちに語って聞かせること。

 絵本の読み聞かせとの違いを指摘されているところが興味深い。

長女の通う小学校でプロの「語り」を聴いたのがきっかけ。「絵本を読まれるのとは違い、自分の頭の中で自由に絵を描ける」魅力に感動した。

 なるほどなあ。たしかに、絵本の読み聞かせの場合には、どうしても絵に縛られるところがあると思います。その点で、「語り」は自由に想像できるわけですね。

 と同時に、絵によって逆に想像力がかき立てられるというか、絵があることで逆に想像力が広がり深まることもあるかと思います。

 まあ、どちらがよいというわけではなく、それぞれの特性があると理解すべきでしょうね。

 あと、尾崎さんのお話でおもしろかったのは、農村に伝わる物語には「ムラ社会」特有の教えが色濃く表れているということ。人と同じである方がよい、思ったことを口に出さない方がよい、といったことです。これは、たしかにそうだなあと思います。

 別の角度から言うと、こういう農村に独特の慣習をどう読み替えていくかが、昔話の再話の一つのポイントになるのかもしれません。