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ポプラ社の中国法人書店

 中国の対外放送を行う中国国際放送局(サイトは中国国際放送局)、8月26日付けの記事、蒲蒲蘭絵本館 china radio international。ポプラ社の中国法人が2005年10月に北京にオープンした書店を紹介しています。書店の名前は「KID’S REPUBLIC蒲蒲蘭絵本館(ポプラ絵本館)」。

 写真も何枚か掲載されていますが、なかなか良い雰囲気ですね。中国語はもちろん、英語や日本語の絵本も揃っているとのこと。週末には読み聞かせなどの子ども向けイベントが開かれているそうです。

 ウェブサイトもあります。蒲蒲兰绘本馆です。当然、中身は中国語ですが、かわいいデザインですね。ただ、かなり重いです。

 また、ポプラ社のサイト会社概要のページを見ると、関連会社として「北京蒲蒲蘭文化発展有限公司」が挙げられています。

 で、それはともかく、上記の記事で一番驚いたのは、中国ではいわゆる「絵本」はこれまで存在しなかったという記述。うーむ、そうだったのか!

 なんとなく思ったのですが、これが事実だとすると、ポプラ社はかなり戦略的に中国に進出していると言えますね。少々うがった見方かもしれませんが、絵本という一つの文化を中国に持ち込み定着させることができたなら、これは巨大な市場になる気がします。日本とは比較にならない規模かと思います。

 三カ国語の絵本を扱っているのも、一つには北京在住の日本人を念頭に置いているのでしょうが、それ以上に、中国には従来なかった絵本文化を広めていく目的が大きいでしょう。

 実際、この試みは、記事を読むかぎりではある程度うまくいっているようです。口コミで来店者が増えているとのこと。

 ただ、おそらく、絵本出版社の中国進出はポプラ社以外にも試みられているかと思います。確実なことは分かりませんが、日本の出版社にはそれほど広がっていないとしても、アメリカやヨーロッパの出版社はだいぶ入っているのではないでしょうか。すでに厳しい競争があるのかもしれません。