カテゴリー別アーカイブ: 紙芝居

第11回紙芝居サミット 青少年宇宙科学館

 埼玉新聞、8月2日付けの記事、実演発表通じ交流 200人集い紙芝居サミット 浦和区。7月30、31日の二日間、さいたま市浦和区駒場の青少年宇宙科学館で、「第11回紙芝居サミット」が開催されたそうです。紙芝居グループ、朗読ボランティア、児童教育・福祉関係者が集まり、内容は講演や紙芝居の実演発表など。

 韓国やインドネシアから参加された方もいたそうです。韓国の蔡京希さんは、女子大学の日本語教育の一環として学生に紙芝居を教えているとのこと。「韓国にはない日本の素敵な文化」との言葉が引用されていました。

 なるほどなあ。どこかで読んだことがありますが、紙芝居は日本独自の文化だそうです。日本国内ではだいぶ衰退してきたと言えるでしょうが、むしろ、海外では注目されつつあるのかもしれませんね。

紙芝居の伝承と発展 駒ヶ根高原美術館

 長野日報、8月2日付けの記事、長野日報 (Nagano Nippo Web) – ニュース – 童謡の世界を絵に 駒ケ根高原美術館。長野県駒ヶ根市の駒ヶ根高原美術館で、学校の美術部に所属する中学生を対象に、童謡や小説をモチーフにした紙芝居制作が行われたそうです。約50人が参加。

 地元の女性合唱団が「春よ来い」「七つの子」「ふるさと」など十数曲を歌い、これを聴きイメージをふくらませて、9つの班に分かれ共同制作。聴いたばかりの童謡を1曲選び、歌詞の1番や2番や段落ごとに1枚の絵を描いて、それを紙芝居にまとめたそうです。

 これ、非常におもしろいワークショップですね。どんな紙芝居になるのかな。ストーリーも抽象化されたかなりユニークな作品が出来上がるのではないでしょうか。また、出来上がった紙芝居を上演するのも、楽しいかもしれませんね。モチーフに使った童謡を流しながら、あるいは合唱付きの紙芝居になるかも。

 この催しでは、さらに、芥川龍之介の『蜘蛛の糸』や『杜子春』の紙芝居作りも行うそうです。こちらもおもしろい。一見、紙芝居のモチーフにはなりにくいものであるがゆえに、独創的な作品が出来るのかもしれませんね。

 駒ヶ根高原美術館のサイトは、駒ヶ根高原美術館。今回の催しは、駒ヶ根高原美術館「NPOホットコミュニティーサポート」に情報が掲載されています。NPO法人による事業なんですね。過去にも、なかなか意欲的な事業を幾つもされているようです。

紙芝居の作者を探している宮城県図書館

 河北新報、7月20日付けの記事、河北新報ニュース 紙芝居描いたのは誰? 宮城県図書館所蔵の約5万枚

 宮城県図書館には約5万3000枚の街頭紙芝居が所蔵されており、東日本最大級のコレクション。そのうち、作者が明らかになっているのは、約1300枚分のみとのこと。それ以外の作者は、ペンネームが分かっても、本名の分からないものが多いそうです。

 この記事ではじめて知ったのですが、紙芝居は、絵描き、着色、せりふが別人による共作の場合が多く、しかも、一人の作家が様々なペンネームを使い分けていることもあるそうです。なんとなくですが、紙芝居は、文字通り路上で作られ楽しまれるもの。つまり、規格された商品とはまた違った性格を持っているように感じました。

 と同時に、この紙芝居の文化がまさに路上においては消えかかっていることも確かかと思います。宮城県図書館所蔵の紙芝居は、宮城県内最後の紙芝居師である井上籐吉さんが寄贈されたものが中心だそうです。井上さんは現在、82歳。現役で街頭紙芝居を行っている方は、ほとんどいらっしゃらないのかもしれません。

 とはいえ、記事に掲載されている写真を見ても、たいへん個性的でおもしろそうな内容。当時の社会情勢を強く反映したものも多いそうです。市井の貴重なサブカルチャーとしても、紙芝居の作者の方々に光が当たるのはとても大事なんじゃないかと思いました。

 宮城県図書館のウェブサイトは、宮城県/図書館/表紙