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「こどものともセレクション」が刊行

 福音館書店から1月に「こどものともセレクション」が刊行されるそうです。福音館書店に案内のページ、福音館書店|こどものともセレクションがありました。引用します。

「こどものとも」50年の歴史の中から、1970年代を中心に近年の話題作まで、物語絵本、民話、ナンセンス、写真、字のない絵本など、様々なジャンルの絵本15冊を厳選しました。思い出の絵本がハードカバーで再登場です。

 ラインナップを見てみると、なかなかバラエティに富んだ内容です。読んだことがないものが多いのですが、 なかがわりえこさんと、やまわきゆりこさんの『ちいさいみちこちゃん』、谷川俊太郎さんと和田誠さんの『とぶ』、谷川俊太郎さんと長野重一さんの写真絵本、『よるのびょういん』が惹かれます。

 そして、非常にうれしい単行本化が二つ。長新太さんの『どろにんげん』と、秋山とも子さんの『ふくのゆのけいちゃん』です。

 長新太さんの『どろにんげん』は、これまで単行本化されなかったのが不思議なくらいの大傑作だと思います。いや、傑作というよりは怪作と言った方がよいかもしれません。これはもう、未読の方はぜひ読んでみて下さい。もちろん、長さん一流のナンセンスなのですが、どことなく底知れないというか、独得の凄みのある絵本です。

 いや、別に何か怖いわけではありません。しかし、この『どろにんげん』も含めて、長さんの絵本には、ある種のホラーの系譜があると私は思っています。

 それから、秋山とも子さんの『ふくのゆのけいちゃん』。こちらの単行本化は、本当にうれしいの一言です。「こどものとも」版で、うちの子どもと一緒に何百回も読んだ、まさに思い出(いや、まだ早すぎるかな?)の絵本です。ぼろぼろになって、表紙や背表紙を補強してさらに読みました。テキストは完全に覚えてしまいました。なぜあんなに好きだったのか謎なのですが、とにかく、うちの子どもの一番のお気に入りだったのです。

 実は、今はあまり手に取らなくなってしまったのですが、せっかくなので、購入してみようかなと思います。単行本で持っていたい絵本です。でも、たぶん、ぼろぼろになった「こどものとも」版もずっと持っているでしょうね。