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マーゴット・ツェマック『ありがたいこってす!』

 またまた『ありがたいこってす!』。今日は月の描写に注目。子どもに言われて気が付いたのですが、主人公の家のなかがめちゃくちゃになっている画面では、三日月が家の窓を突き破っています。それによくみると、他の画面にもさりげなく月が描き込まれ、その満ち欠けが時間の流れを表しているようです。今日の疑問は、ラストシーンでラビはなぜあんな顔をしているのかな、ということ。うーん、たしかに「やれやれ」っていうような表情です。

▼マーゴット・ツェマック/わたなべ しげお 訳『ありがたいこってす!』童話館、1994年

マーゴット・ツェマック『ありがたいこってす!』

 ユダヤの民話をモチーフにした絵本。9人家族で小さな家に住んでいる男は、家のなかがあまりにせまくて、うるさくけんかばかりしていることにがまんできなくなり、ラビのところに相談に行きます。ラビの意外なアドバイスとその結末がおもしろいです。気になったのは主人公の言葉が少しなまっているところ。原文がそうなのかもしれませんが、類型的すぎるというか、違和感がありました。

▼マーゴット・ツェマック/わたなべ しげお 訳『ありがたいこってす!』童話館、1994年