「絵本の周辺」カテゴリーアーカイブ

大分空港の書店

 先日(といってもかなり以前ですが)大分空港を利用したのですが、そこの2階の書店がなかなかおもしろい品揃えです。

 書店とはいっても、本当に小さくて、売店と言った方がよいかもしれません。本棚も小さいものが4つか5つくらいで、あとは雑誌の棚と平積みの棚があるくらい。

 ところが、よく見ると絵本と絵本に関連する本が妙に充実しています。雑誌やマンガ雑誌や文庫やベストセラーといった定番に混じって、さりげなく絵本が置いてあります。しかも、そのセレクトがかなり確信的。

 たとえば、子ども向けの雑誌が置いてある棚には、一番手前に荒井良二さんの新刊が2冊と中川ひろたかさんの絵本が、表紙を表に出して並べてあります。文庫本の棚の一番上には、100%ORANGEさんの絵本や荒井さんの絵本が複数冊、これも表紙を表に向けて置いてありました。さらには、絵本のガイドブックも、日本子どもの本研究会絵本研究部『えほん 子どものための300冊』(一声社)があったり、なんとマンガ雑誌の横には絵本ナビの『幸せの絵本』が平積みになっています。その横には『うずらちゃんのかくれんぼ』。

 もっとよく探すと、他にも発見がありそうです。いや、空港の小さな書店とはとても思えません。たぶん選書を担当されている方がかなり意識的に棚を作っているのではないかと思います。ちょっと注目かもしれません。

映画の『11ぴきのねことあほうどり』

 以前、映画の『11ぴきのねこ』を見ましたが、先日(といってもだいぶ前ですが)その続編『11ぴきのねことあほうどり』を見ました。今回も地域の映画鑑賞会の上映で、うちの子どもといっしょに見に行きました。

 1986年の作品で上映時間は90分。大まかなストーリーは原作通りですが、いろいろエピソードが追加されています。たとえば「あほうどり」の島に到着する前に山猫の島に不時着してそこで山猫とやりあったり、「あほうどり」の島に着いてからも原作にはないエピソードがあり、島を離れるところまで描かれています。「11ぴきのねこ」の一匹と「あほうどり」の一羽のロマンス(!)まであって、ちょっとびっくり。

 前作では「とらねこたいしょう」の声を郷ひろみが担当していて驚いたのですが、今回は郷ひろみではなく、プロの声優さんが声をあてていました。その代わりというか、ネコと恋に落ちる「あほうどり」の声を三田寛子さんが担当していました。いや、これまたびっくり。でも、割と合っていたと思います。

 今回もうちの子どもは大満足。私自身は、どちらかといえば前作の『11ぴきのねこ』の方がよかったかな。なんというか、前作の方が11ぴきの連帯感がよく出ていたような気がしました。とはいえ、こちらも、(もちろん子ども向けですが)アニメ映画としては比較的良心的と思います。

 この映画の基本情報は下記のサイトに掲載されています。

日経新聞の記事「パパも絵本」

 11月27日の日経新聞、土曜日の別刷り「NIKKEIプラス1」11面に載っていた記事。リードを引用します。

「絵本は子供のもの」。そんなふうに思っている人は少なくない。だがその絵本が最近は大人の男性の間にもじわりと広がりつつある。子育てにかかわりたいパパの強い見方として、自らと深く向き合う時間を提供するものとして、絵本が再認識されている。

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夏休みの図書館

 先日、いつもの公共図書館に行ったときのこと。驚いたことに、絵本の棚がどれも、いつもの3分の1くらいなくなっていました。えー!と思い、貸出窓口の方にたずねたところ、夏休みの宿題などの関係で借りられ毎年この時期は棚がスカスカになるとのことでした。

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映画の『11ぴきのねこ』

 OKI*IKU Note さんのところで紹介されていた馬場のぼる『11ぴきのねこ』、実はこの絵本のアニメ映画を以前、見たことがあります。地域の映画鑑賞会の特別上映だったのですが、うちの子どもといっしょに見に行きました。

 あらかじめもらった案内には上映時間が90分と書いてありました。絵本のお話からすると、どう考えても90分にはなりませんよね。いったいどうなるのだろうと思っていたら、基本的なストーリーは同じですが、いろいろと物語が追加されていました。

 たとえば最初の設定からして少し違います。11ぴきのねこはねこの街に暮らしており、しかも、イタズラばかりして街の大人たちを困らせているという設定になっています。その後、じいさんねこから大きな魚の話を聞いて魚をつかまえに行くのは同じですが、湖に到着するまでにいろんなエピソードが追加されていました。

 とはいえ、そのエピソードは、苦しい旅を続けるなかで仲間のきずなを確かめ合ったり自分たちの夢を求める姿を描いていて、そんなに違和感なく見ることができました。大きな魚との対決やラストもほぼ原作通りになっていましたし、これはこれで、おもしろかったです。うちの子どもも満足していました。

 全体的にアニメ映画としても出来がよい方かもしれません。

 で、一番びっくりしたのが声優です。「とらねこたいしょう」の声を担当していたのは、なんと、郷ひろみ! いやー、本当にびっくりしました。この映画はもともと1980年の公開なので、20年以上前の郷ひろみです。

 でも、この郷ひろみの声が、意外や意外、「とらねこたいしょう」に割と合っているんですね。ネコ声というか、けっこう似合っていました。声優としても下手じゃないように思いました。

 もう一つ、おもしろかったのが、制作当時の時代ゆえでしょうか、なんとなくサイケデリックな雰囲気がただよっていたこと。11ぴきのねこがまたたびを食べてトリップするシーンがあるのですが、これが極彩色でけっこう強烈。いっちゃってます。

 あと、一つ、分からなかったのは「ねんねこさっしゃれ」。「大漁節」はぴったりの歌だったのですが、「ねんねこさっしゃれ」はちょっとイメージの違うものになっていました。あまり子守歌らしくなかったです。まあ、「ねんねこさっしゃれ」は私もよく分かっていないのですが……

 この映画の基本情報は下記のサイトに掲載されています。

オンデマンド移動図書館

 『季刊 本とコンピュータ』(編集:「本とコンピュータ」編集室、発売:株式会社トランスアート)、私のお気に入りの雑誌の1つです。タイトルの通り、本とコンピュータの現在をいろんな角度から考えていく雑誌。非常に内容が充実していて、毎号、楽しみにしています。

 ウェブサイトも、日本語の「本とコンピュータ・ウェブサイト」「国際版 The Book & The Computer」の2つがあり、こちらも内容豊富です。

 その2003年冬号(第2期10号)の子雑誌「未来の本のつくり方」に「特集 『オンデマンド移動図書館』がやってきた」(127-144ページ)という興味深い記事がありました。ちなみに、『季刊 本とコンピュータ』は幾つかの子雑誌を含んで作られています(子雑誌は付録ではなく一冊に綴じ込まれています)。

 「オンデマンド移動図書館」というのは、アメリカの非営利組織「インターネット・アーカイブ」が取り組んでいる「ミリオンブックス・プロジェクト」のこと。

 ミニバンにコンピュータやカラープリンターなどの機材を積み込んで各地に出かけ、その場で子どもの本や絵本のデジタルテクストをダウンロードし、カラープリンターで刷って本にするというプロジェクトです。

 ミニバンは「ブックモービル」というそうですが、屋根にはパラボラアンテナが付いていて、カリフォルニアの事務局のサーバーから衛星を通じてデジタルテキストのデータを受信できるようになっています。参加者は、ラップトップコンピュータに示される本のリストから欲しいものを選んでダウンロードし、それをカラープリンターで紙に印刷。そして、印刷された紙を参加者は自分で折って折り丁を作り、さらに裁断機で折り丁の縁を断ち落として揃えます。最後に製本機で紙の背を接着して表紙をつけ、完成です。

 できあがった本の写真も載っていましたが、なかなかきれいです。絵本も、ページをそのまま転写しているので意外なほど原本の雰囲気が保たれているとのこと。

 「ブックモービル」の費用は1万5000ドル(約162万円)、1冊の材料費はわずか1ドル程度。これは従来の移動図書館の貸し出し費用よりも安いそうです。参加者の料金は無料。今後の目標は、著作権の消滅した本を2005年末までに100万冊、スキャナーで読みとってデジタル化し、誰でも無料で入手できるようにすることだそうです。

 さらに、このプロジェクトは、アメリカだけでなく、インド、エジプト、ウガンダ、中国と世界各地に広がっており、インドでは政府が費用を負担して本のデジタルコピーに取り組んでいるとのこと。また、今後数年間で世界に5000箇所のオンデマンド印刷のステーションを作る計画もあるそうです。

 この試み、ネットのテクノロジーと昔ながらの手仕事がジョイントしていて、非常におもしろいと思いました。

 参加者は自分だけの1冊の本を自分で作るわけで、楽しそうです。製本の作業風景の写真も掲載されていましたが、参加している子どもたちはみな真剣です。「インターネット・アーカイヴ」の主宰者ブルースター・カールさんはインタビューに答えて次のようなエピソードを紹介していました。

 子どもは製本を手伝わせると、のめりこみます。あるお母さんから、子どもが[自分が作った]『不思議の国のアリス』を枕の下に入れて寝ていると聞きました。(132ページ)

 また、こういう製本の体験は、絵本というモノをまったく違った角度から見直すことになると思います。1枚の紙を8つ折りにするという折り丁の仕組みを学習したり、自分で裁断機や製本機を使ったり、本というモノの基本的な成り立ちを身をもって知ることになり、それは、絵本の表現の理解にとっても有意義なんじゃないでしょうか。

 もう一つ、プロジェクトを支えている基本思想も興味深いです。ブルースター・カールさんは、これまでに出版された書物をすべて集め、しかもそれを世界のどこにいる人でも使えるようにすることを理念として語っています。そのさい、このデジタル・ライブラリーに取り組むにあたって現代は3つの条件に恵まれているとされます。一つ目は何でも電子的に保存できるようになったこと。二つ目はインターネットという開かれたネットワークがあること。そして三つ目として挙げられているのが以下です。

 第三はいちばん理解されておらず、いちばん尊重されていないことだと思いますが、私たちは開かれた社会が望ましいという考えが根づいた文化の世界に生きています。民主的な政治制度を築き、経済を発展させるには情報へのアクセスこそが鍵だと信じられている世界なのです。歴史をふりかえっても、そうそうある眺めではありません。私たちは、もう二度とないかもしれない機会を手にしています。(136ページ)

 良くも悪しくもアメリカ的と言えるかもしれませんが、「開かれた社会」の重要性とその歴史的な貴重さはたしかにもっと尊重されるべきじゃないかと思いました。

 ブルースター・カールさんが主宰している「インターネット・アーカイヴ」のウェブサイトはこちら。http://www.archive.org/

 この「インターネット・アーカイヴ」のなかの「ミリオンブックス・プロジェクト」のウェブサイトはこちら。http://www.archive.org/texts/collection.php?collection=millionbooks

 「インターネット・アーカイブ」については、同じ『本とコンピュータ』に紹介記事が掲載されていました。139ページから144ページ、二木麻里さんの「<世界書物>の条件」です。こちらも、なかなかおもしろかったです。

フリーマーケットの『こどものとも』

 今日は近くの比較的大きな公園で開催されたフリーマーケットに行って来ました。うちの子どものお目当てはおもちゃ、そして私のお目当てはもちろん絵本です。

 子どものおもちゃ選びにつき合いつつ、「絵本ないかな」ときょろきょろしていたら、福音館書店の月刊絵本誌『こどものとも』を発見。年少版や年中版も合わせて20冊ほどがずらりと並んでいました。新しいものが多く、驚いたことに2004年3月号まで含まれています。

 お店の人に聞いてみたところ、お子さんが双子であるため、幼稚園(?)で同じ『こどものとも』を2冊もらってしまうとのこと。不要な1冊をフリーマーケットに出品しているそうです。なるほど、そういうこともあるんですね。

 『こどものとも』は現在1冊380円ですが、今回は1冊50円(!)という驚きの値段。中身もおもしろそうなものが多かったので、一気に十数冊を買い占め、しかも値段交渉して総額から100円引きにしてもらいました(笑)。お店の方には本当に感謝です。

 さっそく今晩、そのうちの3冊を読み聞かせ。どれもなかなかよかったです。うちの子どもも楽しんでいました。明日以降も少しずつ読んでいこうと思っています。

 ともあれ、今日のフリーマーケットは良心的なお店が多く、絵本以外でもいろいろ掘り出し物がありました。こういうことがあるので、フリーマーケット通いはやめられません。

大人が絵本を読むこと

 ソラさんが開設されているウェブログ、skyward「子どものうちに絵本は読みたい」という記事を読みました。「大人受けを狙った絵の本」とそれを受容する人たちへの違和感を書かれていると思うのですが、ちょっとギクリ!としたところがあったので、かなり長くなりますが、引用します。

絵本は子どもだけのものじゃないとか、癒されるとか、絵本を読むと“忘れかけていた子どもの頃の純粋な気持ち”を思い出すとかって言う人が多いのにはほんと辟易。人それぞれ好き好きだから別にいいんだけど、絵本が心底好きで絵本を専攻してた私としてはそういうのがどうも気持ち悪い。

[中略]

最近になって思うのは、多分ね、大人になって、“絵本のすばらしさ再確認”みたいな人って、再確認も何も、子どもの頃にまともな絵本を与えてもらってないって人も結構多いんだろうなぁということ。絵本が本当に良いかどうかって、子どもの時期に読まないと分からんし(まぁ、絵本を良い悪いで括っていいのかどうかっていうのも微妙だけども)。

[中略]

絵本は子どもだけじゃなくて大人が読んでも十分感動するだの何だのってエラそうに言わんとって欲しいワ。当たり前のことだもの。本当に良い絵本は大人でも楽しめるなんて。しかも、大人向けの“絵本風に作った本”を、「大人でも絵本は楽しめる」という風に言われると何だかなぁ…あれはちゃんとした絵本を読めない大人用に“やさしく”作られたものだというのにね。あんなの子どもは読まないよ。子どもをなめてもらっちゃ困る。

 この記事を読んで思ったのは、もしかして私も「子どもの頃にまともな絵本を与えてもらってない」一人なのかなということが一つ。そして、「絵本のすばらしさ再確認」とか「絵本は大人が読んでも十分感動する」とか言っちゃいけないんだろうかという疑問が一つ。

 自分の子どものころを思い出してみると、絵本を読んでもらった楽しい記憶はありますが、そんなにたくさんではなかった気がします。少なくとも(ソラさんが書かれているように)「良い/悪い」絵本を区別できるほどは読んでこなかったと思います。で、自分の子どもができてから、あらためて「絵本はおもしろいな」と思い、このウェブログを作っています。

 この点からすると、私もまた、ソラさんに批判されてしまうかもしれませんね。

 ただ、私のばあい「絵本は子どもだけのものじゃない」とは思っていますが、絵本を読んで「癒される」とか「“忘れかけていた子どもの頃の純粋な気持ち”を思い出す」とかいったことは、あまりないです。

 私にとって絵本は、まずは子どもといっしょに楽しむものです。読み聞かせをして、子どもといっしょに笑ったり、しんみりしたり、おしゃべりしたりすることがおもしろいのです。そういうコミュニケーションの場を生み出してくれるのが絵本。

 そして、それだけじゃなく、私個人にとっても(つまり子どもとの関係を離れても)絵本はおもしろいと思っています。そのおもしろさは、たとえば、すばらしい映画や音楽や小説に接するのとまったく同じものです。一つの表現のジャンルとして絵本は非常に魅力的です。絵本のそういうおもしろさは、子どもの時期でないと分からないものではなく、大人になってから分かることもあり、子どもからお年寄りまで世代を問わず楽しめる(つまりそのよさが分かる)ものじゃないでしょうか。

 この後者の部分では、やはり「絵本は子どもだけのものじゃない」と言える気がしますし、そのことは、少なくとも世間一般では「当たり前のこと」にはなっていないと思うのですが、どうでしょう。「絵本は女性と子どものもの」みたいな先入観なり感性は相当に根強いと思います。

 ソラさんが違和感を持たれている「大人受けを狙った絵の本」にしても、じっさいそれを読んでいるのは若い世代の女性に限られるかもしれません。とはいえ、私はその種の本を読んだことがないのでよく分かりませんが。

 それはともかく、絵本がまだまだ社会的に認知されていないとするなら、たとえ「大人受けを狙った絵の本」であっても、絵本を知る一つのきっかけになるならいいのではないかと私は思いました。ソラさんが書かれているように、「大人受けを狙った絵の本」と「そうじゃない絵本」とが違うことを知り「ちゃんとした絵本」を読むことにつながっていくなら、それはそれでよいのではないかと。そんなにうまくいかないと言われそうですが……

 とりとめがなくなってきましたが、要するに、「癒されるとか言うな」「絵本は子どもだけのものじゃないなんて当たり前のことを言うな」と言われるのは、ちょっとしんどいということ。また、「絵本のよさは子どものときにしか分からない」「子どものときにまともな絵本を与えてもらっていないから、大人になってそんなことを言っている」というのも、絵本を知るせっかくの機会を閉ざすことにならないか、ということ。

 ソラさんにとっては当たり前のことばかり書き連ねているかもしれませんが、トラックバックしておきます。もし主旨をはずしているようだったら、すみません。

絵本をさがす:フリーマーケット

 これから暖かくなると、あちこちでフリーマーケットが開催されますね。実は、我が家で持っている絵本にはフリーマーケットで入手したものがかなりあります。知っている人は知っていると思いますが、フリーマーケット、絵本さがしの穴場じゃないかなと思います。

 もちろん、単行本のきっちりした絵本や人気作品はあまり出品されていません。けれども、何度かフリーマーケットに足を運ぶうちに気がついたのですが、福音館書店の月刊絵本誌『こどものとも』のバックナンバーが、けっこう売られているのです。『こどものとも』は幼稚園や保育園で定期購入・配布されたりするので、たぶん、お子さんが大きくなり不要になったものがフリーマーケットに出されているのかなと思います。

 『こどものとも』は質が高くおもしろい絵本がたくさんあるので、バックナンバーが積まれていたりすると「おぉ!」って感じです。ごっそり何冊も並んでいることもあり、そんなときには、ざっと選んで一気に買い占めます(笑)。とても安いですから。

 で、(なんだかマニアックな話ですが)絵本を入手するには、そのフリーマーケットがどこでどのように開催されているかも関係してくるようです。たとえば、まちの真ん中で定期的に開かれているフリーマーケットは、これまでの経験では、あまり期待できません。こういうフリーマーケットは、ほとんどプロの業者が出店していたりして、絵本はあまり出てきません。

 むしろ、家族連れがたくさん出店しているフリーマーケットがよいです。たとえば、宅地開発業者がお客さんを呼び込むために住宅見学会といっしょに開催するフリーマーケットなどです。我が家では、この種のフリーマーケットで『こどものとも』のバックナンバーをたくさん入手しました。

 実は先日も近くの公共施設のフリーマーケットに行ってみました。出店数はとても少なかったのですが、恐竜の図鑑絵本を定価の3分の1の値段、しかも値段交渉してさらに100円引きで買うことができました。もちろん、古本ですから新品ピカピカではありませんが、うちの子どもは気に入っているようです。

 我が家では、おもちゃとかも消耗品はフリーマーケットで買うことが多いです。そのためか、フリーマーケットなら何か買ってくれるとうちの子どもは思い込んでいるみたいで、ちょっと困るときもあります(笑)。

 しかしまあ、なんだか今日の記事はちょっとせこい話かもしれませんね(笑)。