ひたすら穴を掘る「遊びのプログラム」 愛知こどもの国

 7月17日付けの朝日新聞の地域情報の記事、asahi.com : マイタウン愛知 – 朝日新聞地域情報:「無意味なこと」楽しもう/こどもの国

 子どもたちが2日間、ひたすら穴を掘り続ける「遊びのプログラム」を、幡豆町の愛知こどもの国(財団法人愛知公園協会)が企画している。こどもの国で開くのは今年が2回目で、すでに定員はいっぱいになった。

 これはおもしろい! 8月23日と24日の2日間、ただひたすら穴を掘り続けるというプログラム。キャンプ場に宿泊し、食事と睡眠時間以外は、ずっと掘り続けるとのこと。

 ねらいは、意味のあることに追い立てられている子どもたちに、「全く無意味なこと」を楽しんでもらうこと。アイデアの元は、谷川俊太郎さんと和田誠さんの絵本『あな』。

 なるほどねえ。『あな』、とてもおもしろい絵本です。哲学的で寓意的な物語に、和田さんのシンプルな描写。いろいろ考えてしまうような深みがあって、なおかつ軽やかなんですね。

 というか、「無意味なこと」を楽しむというのは、けっこう大事かなと思います。意味あることで埋め尽くされた日常にとって、何かエアポケットのようなもの、まさに「あな」が必要。

 2日間掘り続けると、穴は直径2メートル、深さ1.5メートルくらいになるそうです。絵本の『あな』のように、穴のなかに入ることができますね。

 最後には、掘った穴を埋め戻して解散とのこと。無意味さが徹底していて、なんだか爽快。

 愛知こどもの国のサイトは、愛知こどもの国。今回のプログラムについて、とくに説明は見あたりませんでした。

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